福祉・医療制度改革ズームイン(19)シャドゥワークの負担軽減策は機能するのか?

ニッセイ基礎研究所上席研究員三原岳

3年に一度の介護保険改正に向けた検討が2025年12月末に一旦、決着しました。ケアマネジャー(介護支援専門員)の皆さんにとって関心が高い居宅介護支援費の有料化論議については、前回(2026年2月12日)の拙稿で取り上げた通りです。 さらに、ケアマネジャーの皆さんから不満の声が出ていた更新制度の廃止とか、負担になっている本来の業務以外の仕事、いわゆるシャドゥワークへの対応策も論点になっています。 このうち、シャドゥワークの関係では、2024年12月の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」の中間整理に沿って、ケアマネジャーの業務が4種類に大別された上で、それぞれに方向性が示されており、その内容が介護保険部会意見書にも踏襲されました。 筆者の私見として、国の考えている方向性は論理的に正しいと思っているのですが、実際に機能するのか詳しく検討する必要があると思っています。 さらに、本来の業務とシャドゥワークを明確に線引きできない以上、現場のケアマネジャーの皆さんにも工夫が求められるのではないか、と感じています。今回はシャドゥワークに関する負担軽減策に...

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