ケアマネジャーがケアマネジャーたりうる為に、私たちの言葉や想いを紡ぎます。

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私が産業ケアマネを応援する理由

ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
居宅介護支援事業所勤務 管理者
山﨑 理央(やまざき みちお)

奈良で【仕事と介護の両立】をしている方など、「~しながら」介護をしている方の支援を日々模索し発信しています。そして、いつか、ながら介護者を支援する大きなネットワークを作る!!

介護離職という大きな社会課題には、介護のど真ん中にいるケアマネジャーだからこそ【できる】ことが必ずある!!

皆さん、こんにちは。ケアマネジャーを紡ぐ会奈良支部長の山﨑です。

今年の3月から奈良支部長として活動しています。まだまだ『初めまして』の方が多いと思いますので、少しだけ自己紹介をさせていただきます。

私は21歳の時に無資格で老健の介護職として介護現場に飛び込みました。じぃちゃん・ばぁちゃんっ子だった私はこの仕事をしてすぐに『天職だ』と感じたことを今でも覚えています。そして、27歳からは施設や居宅でケアマネジャーをして現在に至ります。

大好きだった介護現場を離れてケアマネジャーになったきっかけは、当時の上司であった看護師長から「ケアマネをやればやっただけ実績になるから。あなたはケアマネを頑張りなさい」と異動辞令がでて悩んでいた私の背中を押してくれました。そのお陰で、施設の中から世界が一気に広がり【法令等】で介護の世界が成り立っていることを知り、【在宅】でも介護を受けながら生活している方がいると知り、【出会い】が無知な私に新たな学びの場をくれることを知りました。

この当時は毎日【ワクワク】の連続で、ケアマネの仕事が本当に楽しかった。『ケアマネこそ俺の天職だ』と、あれほど異動辞令に落ち込んでいたのに(笑)、今思い返しても心変わりの早い自分に笑えますね(笑)。

ただ、ケアマネをして半年後(気持ちは絶頂期)に【どうしたら自分でも介護者を支援できるのか】考え始める出来事が起きました。

一人で留守番をしていた時に40代後半のご家族(夫と姉)が相談に来られました。私の両親よりもかなり若い年齢で、夫からは『妻は進行性の癌。余命1ヶ月。最後は自宅で看取りたい。病院から「ケアマネを見つけてください。ケアマネが介護保険のサービスや医師や看護師など見つけてくれる。夜間に急変してもケアマネが医師や看護師を手配してくれる」と聞きました。こちらで担当してもらえないか』とその場で依頼がありました。

この時、この仕事をして初めてその人の人生に関わることへの【恐怖】を感じました。おどおどしながら『ケアマネは夜間の調整はしない。病院ともう一度話をしてほしい。ご本人の状態を把握している病院と相談して在宅主治医を探してほしい』という旨の言葉を胸の奥から振り絞って伝えたこと、そして、焦りや不安ばかり感じているご家族の様子を覚えています。

今でも、その当時にもっと何かできたことがあったのではないか。もっと別の言葉を選べたのではないか。と思い返しています。

自己紹介が長くなりすみません。この経験は【介護者を支援する】ということを考える

きっかけとなった私の原点です。

それでは、突然ですが皆さんに質問です。

Q.社会全体の課題となっている【介護問題】は?

と言われたら、どんなことを思い浮かべますか?

例えば、介護離職(ビジネスケアラー)、ヤングケアラー、ダブルケア、老々介護、認認介護、高齢者虐待、介護殺人、8050問題、核家族化(遠距離介護)などでしょうか。そのほか、介護難民、介護職不足、身寄りのない高齢者の増加など思い浮かんだ方もおられるかと思います。

いかがでしょうか。

大半の介護問題は、介護を受ける側だけではなく、介護をする側の人間も苦しんでいることが想像に難くないと思います。これが介護の現実です。

私たちはそんな介護に携わっています。そんな介護のど真ん中にいます。

ケアマネジャーだから【できる】介護者支援を一緒に考えていきませんか。

それでは、ここからは【介護者支援】、【介護離職】、【産業ケアマネ】を通して私が何をお伝えしたいのかまとめます。

2015年、当時の政権が新・三本の矢に【安心につながる社会保障】として【介護離職ゼロ】を掲げました。その後も、政権与党は選挙の度に政策集で介護離職ゼロを謳っています。

また、2018年には経済団体連合会は【仕事と介護の両立支援の一層の充実に向けて~企業における「トモケア」のススメ~】を公表し、両立支援の視点や企業の取り組み事例を発信しています。

しかし、総務省「平成29年就業構造基本調査」によると介護離職者数は【8万~10万人程度】で推移しており減少する兆しは見られません。そして、介護離職後には肉体的・精神的・金銭的にも介護者の負担が増すだけでなく、約半数の方が再就職できない、再就職できたとしても収入が減少したというデータがあります。

つまり、介護離職の問題は解決しておらず、多くの介護者の【キャリア形成】に影響を与えています。

そんな大きな社会課題である介護離職に立ち向かうべく、ケアマネジャーを紡ぐ会が【産業ケアマネ】という民間資格を創設しました。

介護で苦しむ人を無くしたい。望まない介護離職を防ぎたい。そしてケアマネジャーの活躍の場を広げたい。こんな想いで作られた資格だと聞いています。

全国に約9万人いる居宅介護支援に従事するケアマネジャーの内、何人のケアマネジャーが資格を取って、さらに何人のケアマネジャーが企業に打って出てくれるのか。

私は、この社会課題に立ち向かい、ケアマネジャーが活躍できる場を広げようとしてくれている、企業に打って出てくれる産業ケアマネを全力で応援する【地域作り】をしたいと考えています。

では、地域でどのようにして産業ケアマネを応援するのか。

実は【仕事と介護の両立支援】のゴールには、私たち現場のケアマネジャーの力が必要だと考えています。

離職しなければ良しではなく、

【介護者の置かれている環境や状況に応じて、任せられた役割(仕事)を全うすることができる】

 ここが達成できて、初めて【仕事と介護の両立】と言えるのではないでしょうか。

そのためにも、【働く場と生活の場】両方での支援が必要になります。

では、実際に現場のケアマネジャーはどのような支援をしたらいいのか、

令和4年8月31日開催の紡ぐ会オンラインセミナー

『みんなで考えよう!仕事と介護の両立~ながら介護を支える視点~』

で一緒に考えませんか。皆様、ぜひセミナーでお会いしましょう!!

それでは、今日も素敵な一日となりますように。

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