「動くこと」が人生を変える – ケアマネジャーとして、そして、起業家として

株式会社エンジョイライフサポーター 代表取締役
ケアマネジャーを紡ぐ会 富山支部長
畑野 充則

既成概念に囚われることなく、可能性を追い求める旅人

動いてみたら、新しい発見がみつかり、さらに行動したくなった

昨年は、私にとって「動くこと」が人生を変える力を持つと実感できた、忘れられない一年となりました。自ら行動を起こし、変化を恐れずに進んできた道のりが、確かに正しかったと確信できたのです。

もちろん、変化を望まない人もいるでしょう。それはそれで尊重されるべき選択です。しかし、私は違います。現状維持に甘んじることなく、常に進化し続けたいという強い思いが、私の原動力となっています。

そのため、私は貪欲に情報収集を行い、興味のある分野で活躍する人々との交流を積極的に求めてきました。ありきたりな毎日では満足できない、そんな性分なのかもしれません。

特に過去2年間は、積極的に行動し、様々な刺激を吸収してきました。その経験を糧に、4人体制の事業所を築き上げ、さらには産業ケアマネ1級の資格も取得することができました。今では、5種類の名刺を持ち歩くほど、多様な顔を持つようになりました。私自身、この変化を楽しんでいます。

昨年末には、今年の目標を改めて考えました。すると、まだまだ挑戦したいことが山ほどあることに気づかされました。昨年4月には、3人の新しい仲間が加わりました。そのうちの一人は、息子ほどの年齢の若者です。彼の成長を願い、積極的にコミュニケーションを図ってきました。

20年後、ケアマネジャーが不足する未来を想像すると、不安な気持ちに駆られます。若いケアマネジャーは、まさに未来を担う「宝」です。彼らが活躍できる社会を実現するために、私はさらなる行動を起こさなければならないと決意しました。

最近、興味深い出来事がありました。何人かの人から、私の職場に対する羨望の声を耳にしたのです。「うちの職場がモヤモヤしている」「近くなら雇ってほしい」といった声が、地元だけでなく県外からも寄せられました。

最初は冗談半分に聞いていましたが、あまりにも多くの声が届くため、真剣に受け止めるようになりました。そこで、ケアマネジャーの独立・開業を支援するという新たな目標が生まれたのです。

しかし、今後の経営を考えた時、現状維持では成長に限界があるのではないかという懸念が浮かんできました。そこで、思い切って「やりたい人とやりたい場所でやってみよう!」と決断しました。

すでに具体的な行動を開始しています。未来がどうなるかは未知数ですが、きっと明るい展望が開けると信じています。