欲しいサービスを創り出すための議員活用マニュアル〜議員を効果的に動かす3つのポイント〜欲しいサービスを創り出すための議員活用マニュアル

東かがわ市議会議員

山口だいすけ

あるときは、就労支援B型事業所の外部理事として
あるときは、webデザイナーとして
あるときは、バルーンアーティストとして
あるときは、各種セミナーの講師として

皆さん、初めまして。
「一体何が本業なの?」
といつも尋ねられる東かがわ市議会議員の山口だいすけです。

バルーンアーティスト だいすけ
市議会議員 山口だいすけ

バルーンアートを簡単に作れるようになる3つの方法をお伝えしたいところですが、
今回は政治と介護を紡ぐ会のメンバーとして、そして現役の議員として、
皆さんが本当に欲しいと思うサービスを創出するための政治家活用方法をシェアしたいと思います。

こんなサービスがほしい!

ケアマネジャーとして活動していると、介護保険事業だけでは満足できないと感じることが出てきますよね。
・生活援助は必要ないけれど、話し相手が欲しい
・デイサービスには参加したくないけれど、簡単な運動ができる場所があればいい
 皆さんはこんなことを思ったことはありませんか?

 もちろん、これらは介護業界だけでなく、日常生活でもよく聞く悩みですよね。例えば、
・近所に野良猫が多くて困っている
・同じ悩みを持つママ友と話したいけど、どこに行けばいいかわからない
 などなど。しかし、そんなに便利なサービスがすぐに手に入るわけではありません。
では、どうすればいいのでしょうか。

自分で創る?
でも、忙しい日々の中でそれをやるのは大変ですよね。それなら、興味のある人に創ってもらうことはできないだろうか。でも……
・運営はどうするの?
・場所はどうやって借りるの?
・費用はどうするの?
考えるべきことが山ほどあります……どうしたらいいのでしょうか。

はい!政治家の出番です

政治家は、市民の要望を受け、それを実現するための活動をすることが主な職務です。
ただし、ただ相談するだけでは、議員があなたの問題に詳しくない場合、結果として
行政に相談して終わってしまうことがよくあります。
それでは、目的が達成されませんよね。

 だからこそ、あなたが望むように議員を動かすための3つの重要なポイントを紹介します。
これらのポイントを活用して、望むサービスの実現に向けて動いてください。

議員活用マニュアル

ポイント1:「お願い」ではなく「助けて」と訴える

 議員は市民から様々な要望を聞きます。小さなことから大きなことまで、
理由のしっかりしているものから、個人的なわがままに思えるものまで。
時には、お願いという言葉を使った命令的なものまで、本当に多様です。
 議員も人間です。市民の要望に答えるのが義務だと言われ続けると、疲れてしまいます。
しかし、「助けてほしい」という訴えは、必ず議員の心に届きます。
なぜなら、私たち議員の根底には「困っている人を助けたい」という強い思いがあるからです。
 だから
「◯◯というサービスが必要だから作って欲しい」
 ではなく
「△△という悩みで困っています。助けてほしい」
 という風に、欲しい物を求めるのではなく、まずはお困りごとを解決して欲しいと言ってみてください。

ポイント2:「詳細」の説明ではなく「共感」を得る

 たとえ「助けて」と訴えて議員に接触できたとしても、まだ注意が必要です。
なぜなら、その問題について議員はほとんど理解していないかもしれないからです。
ついつい詳細な説明をしようとするかもしれませんが、それは効果的ではありません。
大事なのは、情報を理解してもらうことよりも、感情に共感を得て、他人の問題から
自分の問題へと変えさせることです。
 自分の問題と感じた議員は、言われなくても自発的に解決策を探し始めます。
あとは定期的に舵取りをしながら突き進んでもらえばいいでしょう。

ポイント3:「私の思い」の次に「あなたの思い」をたずねる

 議員をしていると、要望を聞いたあとでお礼を言われることはよくあります。
しかし、これは普通の流れです。せっかくであれば、議員があなたのためになにかしたい!
そう思うようにクロージングをしてはいかがでしょうか。
たとえ今回のサービスがうまく行かなかったとしても、なにか他に出来ないか考えてくれるようになるはずです。
 方法は簡単。お礼の言葉のあとにこの言葉を付け足すだけです。それが
「良かったら◯◯議員が目指している思いも聞かせてください。」
 という言葉です。
 議員は意外と孤独です。相手の願いを言われても自分の思いを聞いて貰う機会が殆どありません。だからこそこの言葉は心に響くはずです。
 手伝わなくてもいい、関心を持ってもらえる。それだけで私達議員は勇気をいただくことができます。

最後に

議員活用マニュアルという言葉で3つのポイントを紹介しましたが、これは基本的に人間関係の構築方法と同じです。
何事でも他人ではなく仲間として一緒に考え、行動することで、より多くの成果を得られます。
しかしながら、最後には知識や経験のギャップが出てきます。
一緒に動いていても、議会に行くと議員は一人で行政関係者と対峙します。
その姿を見てときには、「ああ、こう答えてほしかった」と思うこともあるでしょう。
もしその先を求めるのであれば答えはたった1つしかありません。

あなたが議員になって直接活動することです

 本当に望む未来を作りたいのであれば、あなた自身が立候補して議員になることも考えてみてください。
同じように悩みながら議員になった者として、あなたの活動をサポートします。

一緒に未来を作り上げていきましょう!


ぜひ、私たち「政治と介護を紡ぐ会」とゆるっとつながりませんか。