「介護」のフィールドは「現場」ではなく「街」にある

こんにちは。
ケアマネジャーを紡ぐ会副会長
政治と介護を紡ぐ会 メンバー
介護屋宮﨑 取締役
船橋市議会議員
介護福祉士
の佐藤つぐみです。

今回のコラムは、政治と介護を紡ぐ会のメンバーとして、介護福祉士として
政治の世界へ飛び込む理由についてお伝えいたします。

なぜ、現場から街づくりへ?

2025年になると、3人に1人は高齢者、そのうちの5人に1人は何かしらの介護サービスが必要な状況になります。

そんな状況の中で、我々介護職は「介護現場」に収まってて良いのでしょうか。
超高齢社会は、もう介護現場だけで収めることはできません。
これからの時代、介護サービスを受けたくても受けることができない方々が続出します。

今から私たちは、地域に出て行き、街づくりに加わらないと、私たちの大切な人や、自分自身の人生の最期は悲惨なものになります。
介護サービスに辿り着けず、周りから理解を得られず、孤独な最期を送ることになってしまうことが容易に想像できます……。

街づくりは介護現場だけで完結していては不可能

そんな未来に使命感を持って課題に対して取り組みたい、取り組みたくないのスタイルは人それぞれです。
しかし自分自身の未来に嘆く時があった時には、その責任の一端に自分の存在があることは忘れてはいけません。
「嘆く前に行動」したでしょうか。
しかし厳しい事実ですが、私たち介護職だけでは残念ながらほとんど力はありません。
これは介護職だけでなく、ほとんどの業界、業種にも言える事です。
社会を変えるきっかけは色んなものの「掛け合わせ」が必要です。

ここでは、協働していく人との他職種・他業種連携に絞って話を進めます。

さて、残念ながら私たちだけで、社会を変えることはできません。

しかし私たちは、介護職員として人並外れた
「やる気、志、コミュニケーション能力、専門性」があります。

これを武器に社会を変えていくための関係性を広めていくことができます。

他職種・他業種連携の可能性

他職種・他業種連携は、介護現場では誰もが耳にする言葉です。
しかし、この意味を「看護師」「理学療法士」「医者」などを想像する方が多いのではないでしょうか。
その連携は、大きい目で見ると「福祉」という同じ立場での連携。

今ここで指している連携は、介護や福祉とは全く関係のないものです。

例えば「飲食店」「コンビニ」「建設会社」などの「営業職」「事務職」「施工職」の方々との連携を指します。

例えば、その連携が生み出したものが下記の記事です。
このプロジェクトを形にするのに今まで関わった業種や職種は「コンビニエンスストア」「飲食店」「行政コンサルタント」「大学」「行政」などと、挙げたらキリがありません。
その出会いや協働の積み重ねによって、1つのプロジェクトが出来上がるのです。

自分に価値をつける

多くの業種や職種の方との連携をするには、自分がそれに見合うだけの価値を提供できることや、将来への期待を感じてもらうようにならなければいけません。
その手段は様々あります。
もちろん、長期間の付き合いの中で、自分自身を信頼してもらって紡ぎ出せるご縁は沢山あります。
しかし、短時間で効果的にご縁を紡ぐことができる方法もあります。

その手段として「政治家」がある

誰にとっても分かりやすい、社会的地位がしっかりと保証されている政治家という立場。
「自分には縁遠い」「想像できない」と、選択肢から無くしてしまっている方。
それはきっと、今まで近くに政治関係者がいなかったからでないでしょうか。

食わず嫌いではなく、ぜひ知ってください。踏み込んでください。
私自身、政治が自分ごとになるのに2年半もの月日がかかりました。
すぐに自分事にはなりません。
ぜひ、私たち「政治と介護を紡ぐ会」とゆるっとつながりませんか。
https://tsumugukai.jp/seiji/