ケアマネって何でもできるのでは!?〜新しい職域の開拓!!〜

ケアマネジャーを紡ぐ会 沖縄支部長
合同会社 Reさぽっとセレクトライフ
中山 哲郎

皆さま、ケアマネジャーを紡ぐ会沖縄支部長の中山です。
企業さんへ対する仕事と介護の両立支援やコロナ入院待機ステーションでのロジスティック業務(主に患者さんの退院支援)、OWATというチームで活動しています‼️
また沖縄県介護支援専門員協会主催の研修各種配信事業&ファシリテーター&講師(沖縄県介護支援専門員協会では特にオンライン化に力を入れており、全ての法定研修をZOOMにて行っています)や、医師会の地域連携推進委員主催の研修配信協力や研修ファシリテーターなどその他にも様々な活動をさせて頂いてますが、ケアマネジャーという専門職の経験を活かしながら日々業務に当たっています‼️

臨機応変な対応ができるのがケアマネの強み!
自分たちの当たり前は、当たり前ではなかったんです。
「やってみよう」と行動すれば、「やればできる」ことに気づくことができます。

ケアマネってなんでもできる⁉️と思ったのは1年ほど前です‼️

考えたのも些細な事から始まりましたが、介護の仕事をしているといつの間にか介護は皆が知っている一般常識と勘違いをしていた事に気づいた時が大きなきっかけとなりました。

担当利用者様の家族さんより、
「介護の事を色々と教えてもらい、介護という事が少し気軽なものになりました。自分の会社でも介護を理由に離職をする方へ何もサポートできなかったんですが、今なら介護について相談に乗ってあげる事ができます。」

「今までは介護とはどういう事なのか考えた事もなかったが、いざ自分がこういう立場に立った時にとても困ってました。」
など介護の事を分からない方もいる事に衝撃を受けました‼️
その時から介護の事がわからない方への支援も家族支援の1つになると考える様になりました。

そこでケアマネジャーが介護保険以外の仕事をしてもいいのか⁉️

という妙な感覚を覚えながら、想いだけが先行していた所『産業ケアマネ』という資格があるという情報を得た時に『まさに自分の考えていた事だ‼️』と興奮し、試験を実施している『ケアマネジャーを紡ぐ会』へ連絡を入れ、しつこい程に沖縄県でも実施してほしいと相談を繰り返していました。
(相談初年度は実施できませんでしたが😅)

協力してくれる方と繋がる事もでき、令和3年に沖縄県で初の試験開催をする事ができました‼️(ここで1つ夢が叶った様な思いです)

他県で実施している資格試験を沖縄県に持ってくる⁉️事ができた事で、『やればできる』という思いが更に強くなりました‼️

もうひとつケアマネジャーって何でもできる⁉と思ったきっかけとなった出来事がありました。

現在ではコロナ感染症が災害に位置づけられており、災害支援という事で、県よりロジスティック業務(退院支援業務)への協力依頼があった事もあり、『まずはやってみよう』という事で支援に入りました‼️

ケアマネの業務とは違い『受けて流す』という初めての経験をしました。

受けて流すって?

自己紹介にも書かせていただきましたが、コロナ入院待機ステーションでのロジスティック業務(主に患者さんの退院支援)、OWATというチーム。これはコロナ感染症が感染拡大し、医療機関の逼迫を防ぐ為にできた入院待機ステーションの役割となっています‼️(フェーズ毎に対応できる範囲に変動はあります)
重症度の高い患者さんを重点医療機関へ入院できるよう、生命の危険リスクが低い方を受け入れ、在宅での療養準備が整い次第退院するという重要な役割となっています。
災害時の対応として1人でも多くの人を助けるという機能を担っているんです。
そこで活きたケアマネの経験としては『患者の在宅生活イメージを作る』『聞き取る力』そして『多職種連携』という意識です‼️
支援に入った頃は第7波と感染者が多く、DR.NS.PT.県事務職員さん関係者の皆さんがギスギスしていましたが、何度も話し合いを行い、連携の取れる環境を作る事ができたという事と、患者関係者さんから聞き取る内容によって出口を早急に確定する事がきました。

退院支援が必要な方の対応を引き「受けて」、次にその方にとって必要な退院後の支援先に「流す」。

これが「受けて流す」という経験でした。

この経験も『ケアマネジャーって何でもできるのでは⁉️』という思いが強くなるきっかけとなりました。
臨機応変な対応ができるのもケアマネジャーの強みの1つだと実感しています!

新しい職域って?

ケアマネジャーは一般的に介護保険上の業務を行うのですが、実は介護保険外の業務も多いと気づいていますか⁉️
介護保険外の業務を簡単にあげると
①介護保険証更新申請の代行
(役所手続きので諸々)
②病院の付き添い
(病院の送迎等含む)
③家族支援
④都道府県協会支部活動

などその他のことも多くあると思います。

既に介護保険外の業務をこなしているのです。
更に時間を費やしてしまう『質の向上』‼️
多くの研修を受講し、資格更新の為に受ける法定研修のみでも、とても長期間の研修となっています。
書いてるだけで多忙だなぁと感じてしまいます(泣)
ですが、見えてないだけで多くの可能性を秘めているのがケアマネジャー‼️

③家族支援
この延長線上に産業ケアマネという介護離職防止活動があると自分は考えています‼️
企業に勤める方が介護の事で思い悩み、どうしていいのかわからない
→結果家族の誰かが離職して介護に当たるという考えに、離職しなくても介護ができる「介護と仕事の両立」の選択肢を増やし、重要な生産年齢人口を守るという経済に影響を与える仕事もできるのです‼️

全国にケアマネジャーとしての経験を経て、または継続しながら市町村長をしている方や議員を務めている方、その他諸々の介護保険外の職についている方がいらっしゃいます‼️
これだけでも何でもできるという可能性を感じませんか⁉️

今行っている業務が全てではありません。

ケアマネジャーって何でもできる!
これからも新しい職域への挑戦を続けていきたいと思います。